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誘拐の誤差/戸梶圭太
 

10歳になる少年が夕方になっても帰ってこない。事件はそこからはじまった。
警察に捜索願を出した母親の願いもむなしく、少年は死体として発見される。
そして、少年の死体が見つかった後になって少年の母親に送られてきたメール。
送り元は少年の携帯電話。内容は身代金1億円を要求するものだった。
難航する捜査。刑事たちは容疑者となる怪しい人物を追い続ける。

とまあ、ストーリーだけを書いてしまうとミステリーって感じですが、そこは戸梶先生の作品。
ぶっとんだキャラクターたちの織りなす物語が待っています。
この物語は事件の解決を急ぐ警察と少年を殺害した犯人、その周りにいる人間たち、そして町の怪しい連中の心理描写などを交えて、リアルに話が進んでいきます。
もしかしたら、実際の事件もこんなことが起きているのかもしれない……などと思うと、ちょっと怖いですね。

久しぶりに戸梶作品を読みましたが、相変わらずテンポがよくて読みやすかったです。
今回の作品は、戸梶先生らしくなく、なんだか考えさせられました。(失礼)





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| 戸梶圭太 | 01:05 | comments(23) | trackbacks(0) |
UFC1をいまさら振り返る

格闘技界が最近、下火だ。
テレビ放送がやらない。
つくスポンサーは、パチンコか金融だから仕方がない。
同じCMを連続で何度見せるんだよというぐらいに、単独のスポンサーしかつかないというのが現状なのだろう。
格闘技は専門チャンネルで見ろ。
そういいたいところだけれども、サムライは月額が高すぎ。
WOWOWはリングスが終ってしまい、マイク・タイソンの試合もやらなくなったので、契約を打ち切ったら、今度はUFCだもんなあ。UFC見たい!だけれども、WOWOWを再契約する気にはなれない。やっぱり高いもんなあ。

と、ぐちぐちいいながらyoutubeを見ていたら、なつかしい初期UFCの動画を発見。
あの頃の格闘技は熱かった。
この試合を見て八百長なんて思うやつはいないだろう。
ルールは簡単。
素手、素足で顔面あり。肘での攻撃あり。金的あり(ファールカップをつけてはいるが)。
いま見てもこのルール最高に面白い。
異種格闘技っていうのは、これをいうんだよ。いまの総合格闘技は総合格闘技家ばかりでていて、そのルールで強い奴が強いみたいになってきちゃっているからね。

動画は、狂犬ジェラルド・ゴルドー先生

| 格闘技/武術 | 00:43 | comments(2) | trackbacks(0) |
西遊記/平岩弓枝
 

西遊記といえば、孫悟空である。
私は孫悟空というとドランボールのイメージが強い世代なのだが、堺正章が演じた見た目がすごく邪悪な感じの孫悟空の印象的だ。最近では香取信吾が演じているが、見ていないので(見る気もしないので)論外としよう。

西遊記といえば、先日紹介した伊坂幸太郎の「SOSの猿 」ともリンクしている。
実は「SOSの猿」を読んでいて、西遊記ってどんな話だったけなと疑問に感じて手に取ったのが、この平岩弓枝の西遊記だった。
まず本屋で手に取った時に思ったのは、「えっ、なんで平岩弓枝が西遊記?」という疑問である。
平岩弓枝といえば「御宿かわせみ 」で有名な作家である。
そんな平岩弓枝が描く西遊記というのはどんなものなのだろうか。私は興味津津で手に取ってしまった。

子供の頃に読んだと思われる西遊記では、三蔵法師率いる孫悟空、猪八戒、沙和尚の三人が大暴れするというものだったような気がしたが、改めて読んでみると、たしかに孫悟空は大暴れしているけれども、猪八戒と沙和尚のわき役っぷりには驚きを隠せなかった。
さらに、孫悟空がほとんどの妖怪を退治しているのかと思いきや、菩薩やら二郎真君やらに助け求めまくりで、かなり三蔵の旅は他力本願な旅になっている感じがした。

孫悟空が大暴れと思って読むと、ちょっとがっかりだが、ストーリーは大変面白く、童心に帰れる。
子供が読んでもいいけれども、大人が読んでも十分に楽しめるものだった。

おすすめ度 ★★★☆☆

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| 読書感想文 | 10:44 | comments(2) | trackbacks(0) |
SOSの猿/伊坂幸太郎
 

伊坂幸太郎の作品はある時期を境に変化した。伊坂本人いわく、『ゴールデンスランバー』からが第二期のはじまりらしい。
まあ、読者からすると「そうなんだ」のひと言に尽きるわけだが……。
 
この「SOSの猿」は第二期の作品だと思う。
正直、最初は読んでいて意味が分からなかったりする(伊坂作品はそういうことが多く、読者を選ぶ場合も多いが)。話の流れが入り混じっていて、あれ?なんだこれ?って感じになってしまいがち。

物語には、主人公が二人いて交互に話は進んでいく。
家電量販店で働く遠藤は、イタリアで修行した「エクソシスト」。他人の発する「SOS」を聞きつける能力を持っている。そんな遠藤のもとに辺見のお姉さんが相談を持ちかけてきたことから、話ははじまる。
もう一人の主人公である五十嵐はシステム会社の社員で調査を専門とする仕事をしている。五十嵐は20分間で300億円の損失を出した証券会社の株誤発注事故の調査に乗り出すが、妄想なのか現実なのかわからない世界へと引き込まれていく。
といった感じなんですが、途中で西遊記に出てきた孫悟空が出てきて、孫悟空の存在が話の核となるわけだけれども、考えてみたらあまり西遊記のストーリーって知らないなって気付きました。
なんとなくはわかっているのだけれども、詳しい内容までは覚えてはいない。
三蔵法師、猪八戒、沙和尚、といった主役級や牛魔王、金角・銀角といった有名な登場人物は覚えているのだけれども、意外にそれ以外の登場人物って覚えてはいなかったりする。
作中に登場する、二郎真君だって誰だよそれ!って、思わずWikiってしまいましたから。
ちなみに二郎真君は、封神演義では楊戩(ようせん)なんですね。
なるほどと、ひとりで納得しました。

そんな二郎真君も登場するSOSの猿ですけれども、内容についてはあまりふれないようにしておきます。伊坂作品って紹介するのが難しいんですよ。変に伏線が張られているので、あまり多くは語らない方がいいかと。

おすすめ度 ★★☆☆☆
伊坂ファン以外には、あまり受け入れられない作品かもしれませんね。

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| 伊坂幸太郎 | 13:00 | comments(0) | trackbacks(0) |
水上を走る
子供の頃、忍者にあこがれたという人は多いと思う。
手裏剣、背負った刀、黒装束。
忍者というと色々とイメージがわいてくる。
忍者の使う武術を忍術などと呼ぶが、これは現在でも古流武術として残っている。
日本にもいくつか忍術を教えている人はいるが、海外の方が忍術を学ぶ人も多いようで、日本よりも海外の方が忍術は盛んだったりする。
ただ忍術と一言でいっても色々とあると思う。徒手空拳で戦う武術でもあり、手裏剣や刀などを使う武器術でもあり、気配を殺して忍び込むための術であり、生き残るための術でもあったりする。

さて、前置きが長くなってしまったが本題に入ろう。
子供の頃にあこがれていた忍術の中で、水上を走るというものがあった。
水遁の術というやつだ。
草鞋の大きいのを履いて水上に浮かぶ。そんなものもあったが、それよりもあこがれたのは水上を走り抜けるというものだ。
小生、子供の頃にスイミングスクールに通っていたことがあり、その時に水上を走れないかと何度か試したことがあった。もちろん、結果は失敗である。一歩目を踏み出したら、その足が沈む前に二歩目を踏み出す。理論上はわかっていても、なかなか難しく、できる技ではなかった。

そんな水遁の術を可能のしている連中がいる。
少々忍術とは違うが、水遁の術の理論と同じことをやっているのだろう。

今回は、そんな動画の紹介。



やっぱり外国人って違うよな。日本人ならば馬鹿らしいと思ってやらないようなことを真剣にやってみせるんだから。

   

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| 格闘技/武術 | 12:09 | comments(0) | trackbacks(0) |
血と暴力の国

もし240万ドル(約3億ぐらい)の金が入ったカバンが目の前に置かれていたら、どうするだろうか。
もちろん、周りには誰もいない。
いや、正確にいうならば、死体はいくつか転がっていた。

ヤバイ金だということは十分承知だが、その金に手を出してしまった主人公のひとりモス。
その金の入ったカバンを持ち逃げしたことから、とんでもない奴に追われることに。

ってな感じの小説です。
映画『ノーカントリー』の原作でもあります。

物語は保安官、モス、殺し屋の3人の視点で進んでいきますが、殺し屋であるシュガーがヤバすぎです。こいつに殺しの理由は要らない。家畜用のスタンガンにエアボンベをつけたという特殊な武器を使って、人を殺す、殺す。私のイメージでは俳優はスティーブ・ブシェミでした。

作品としては最高に面白かったんですが……
私としては、ある主人公と主人公が遭遇して、あることが起きた後(ネタバレするから書きませんが)は、ちょっと失速したなと思いました。

| コーマック・マッカーシー | 10:54 | comments(1) | trackbacks(102) |
義珍の拳/今野敏



最近では「ハンチョウ」がTVドラマで放映されたこともあり、知名度もウナギ登りの今野先生。
このミスの「隠し玉」のコーナーで作家で食っていこうなんて、無理だって書いていたころが懐かしい。いまじゃ、売れっ子ですね。

さて、今回はそんな今野先生の作品『義珍の拳』を紹介。
というか、どうしてこの本が文庫本化されたのかも謎なぐらいにマニアックな小説。
主人公は富名腰義珍。沖縄の空手家で、実在した人です。

マニアックすぎる。今野先生、誰にこんなマニアックな小説を読ませようとしているんですか。

空手をやっている人間でも、一部の人間しかしらないですよ、富名腰義珍なんて……。

空手界では有名な富名腰義珍先生なのですが、簡単にいえば首里手を本土に持ち込んだ人。
日本空手道協会を設立した人。
えーとあとは……
まあ、読んでみればわかりますよ。
そして、この小説を読めば、空手が極真のようなフルコンタクト空手ばかりではないということ、空手の型がいかに重要であるかということなどがわかるはずです。

きっと、今野先生はこんなことを伝えたかったんだろうなと、私は私なりに理解しましたと、生意気なことを書いてみたり。。。

| 今野敏 | 20:43 | comments(3) | trackbacks(104) |
喧嘩商売/木多康昭


格闘漫画というのは、いつの時代も存在する。
古くは「空手バカ一代」や「タイガーマスク」といった梶原一騎作品。
現在でいえば、バキやタフ、小日向、軍鶏などなどあげるとキリがないぐらいに存在する。人と人が殴りあい、潰しあう。それを漫画にして何が面白いのか。
戦うこと。それは人間の本能。その本能を描いて何が面白いのか。
いや、面白いんだけれどね。
広い目で格闘漫画を見るとドラゴンボールなども格闘しているし、その系譜を引き継いでいる漫画などいっぱいあるから、日本の漫画は格闘漫画なくして語れないといっても過言ではないのではないだろうか。
などと熱くなってみたりするけれども、実際にそんなことを思ったことなどは一度もない。
久しぶりの更新ということもあって、文章にまとまりがない。すまん。

さて、今回紹介するのは、そんな格闘漫画の中でも異色の作品。
『喧嘩商売』
ただの格闘漫画だと思って読んでいると痛い目にあう。
正直、これを格闘漫画と呼ぶべきなのかと思ったりもする。
でも、格闘シーンになると解説も十分にされているし、作者の格闘マニア(いや武術マニアといってもいいかもしれない)っぷりが所狭しと出ているのだ。
普通、目打ちなんて技を漫画に登場させないだろ。
(この漫画では少林寺拳法の技となっているけれども、空手にも同じような技が存在してます。我々は「鞭」と呼んでいますけれども)
そして、勝つためには容赦はしない、手段は選ばないという主人公の立派さ。
その一方で格闘漫画とは関係のない、シモネタやら漫画家ネタのオンパレード。
こんな二つのストーリーが混在しているような状況で進んでいく漫画は珍しいのでは?
| 漫画 | 02:30 | comments(1) | trackbacks(51) |
夢追い人
10年近く前に会社を辞めた元同僚が某人気お笑い番組の構成作家になっていた。
それを知った時、夢は諦めずに追い続けることも必要だと思わされた。
ああ、原稿を完成させて応募しなきゃ。
と自分に鞭。
| 雑記 | 02:40 | comments(0) | trackbacks(0) |
Dynamite!!〜勇気のチカラ2008〜


まず最初にいいたいのは、なんだそのサブタイトルは……
「勇気のチカラ2008」って。
しかも、
<第8試合 DREAMヘビー級(93.1kg以上) DREAMルール>
ボブ・サップvsキン肉万太郎
って……

キン肉万太郎の正体は『レスリングで、全日本選手権7連覇、学生四冠』
と谷川Pが明言。
なんでもFEGが大事に育てていた選手だそうです。
ってか、それって正体ばらしてんじゃん!
そんなすごい経歴の選手ってなかなかいないんですけど。
http://www.k-1.co.jp/profile/ta_tanaka_akihito.html

もったいないよ、こんな素晴らしい経歴の選手を色モノとして出場させるなんて。
谷川Pどうしたんだ、いったい。
やっぱり金か?金の問題か?スポンサーの要求なのか?
パチンコ産業か?もしかして、CRキン肉マン2世とか出るんじゃないだろうな?

やっぱり、格闘技には黒い何かが付きまとうのか……。
と妄想してみる。

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| 格闘技/武術 | 17:12 | comments(0) | trackbacks(0) |
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