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楊家将/北方謙三


中国の歴史で日本人がもっとも興味を持っている時代というと
三国志でおなじみの魏・呉・蜀の三国時代だろう。
これは小説や漫画の影響が大きいと思う。
中国の近代史をのぞけば、あとは水滸伝の時代である宋のころだろうか。
しかし、水滸伝が有名といえど、宋の時代に詳しい日本人は少ない。
水滸伝よりも少し前の時代が登場する中国の読み物(京劇のもと?)で、
楊家将という物語があるのだが、日本人にはあまりおなじみではない。
10年近く前にNHKのBSで中国のドラマの楊家将を見て、これはおもしろいと思った。
そんな楊家将を北方謙三が書くとどうなるか……

熱い、熱すぎる。

楊家の男たちの生き様、熱すぎます。

楊家将は宋の時代の物語で、宋が北漢に攻め込むところから始まります。
北漢には稀代の名将といわれる楊業がおり、宋軍はなかなか攻め込むことができませんでした。しかし、楊業はあるときをきっかけに北漢を見限り、宋に寝返ります。
北漢が滅びたあと、今度の宋の目標は遼という国です。
宋の皇帝の目標、それはかつて広大だった国土の回復です。
万里の長城までは漢民族の国。
しかし、北方異民族の遼はかなり南下して現在の北京あたりまでを制圧しています。
宋の皇帝は、楊業を中心とした楊家の武将たちとともに、遼征伐へ向かうのでした。

と、まあよくある小学生の感想文みたいな事を書いて見ましたが、
そんな楊家将の物語を北方謙三は熱く、熱く書いています。
北方謙三のハードボイルド小説もいいですが、歴史小説も熱いです。

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| 北方謙三 | 11:05 | comments(0) | trackbacks(2) |
水滸伝/北方謙三

ついに完結を迎えた文庫版・北方謙三『水滸伝』。
月に1冊のペースで発売され、何度となくここでも紹介してきた。
そんな水滸伝も、ついに最終巻です。

熱い魂を持った漢たちの物語。
それを熱い北方謙三が書くのだから、これでもかってほど熱い。
水滸伝は108名の武将が出てくるわけだが(敵も含めるとさらに多い)、どの武将も熱い漢である。ひと癖もふた癖もある漢たち。漢たちは死に場所を求めて戦い続ける。

最終巻では、ついに梁山泊へ迫った童貫元帥率いる禁軍と宋水軍。はたして梁山泊軍はどのような手段を使って梁山泊を守るのだろうか。あの英雄が死に、そして、あの英雄も死ぬ。ああ、漢の死に様。恰好良すぎる。

一般の水滸伝では、梁山泊の面々は宋国へと帰っていくわけだが、北方水滸伝はそんなやわな志を抱く英雄など一人もいない。最後まで徹底的に戦うことを選ぶのだ。
そして、物語は楊令伝へと続く……

水滸伝の中で人気なのは、やはり豹子頭・林冲や九紋龍・史進などだろう。なによりも彼らは強い。強すぎるぐらいだ。
ちなみに林冲のあだ名である豹子頭とは、豹みたいな顔ということである。
決して、豹のような素早さなどではなく、顔が豹面しているというあだ名なのだ。
林冲ってどんな顔だったんだろうか。

北方水滸伝で、私が良かったと思うのは、黄信ですね。
人間臭さがやたらと出ているキャラで、人の悪口を平気でいうし、人の出世を妬んだりもする。他の人物たちがやたらと強かったり、英雄だったりするなかで、なんだか物凄く人間臭い感じが出ていてよかったです。

さて、いろいろと語りたいところですけど、北方水滸伝はこれでおしまい。
楊令伝をすぐに買うかといえば、私はNOです。
文庫化するまで待ちますよ。ええ、1年でも2年でも。


 
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| 北方謙三 | 17:46 | comments(0) | trackbacks(2) |
水滸伝18 乾坤の章/北方謙三


北方水滸伝もついに18冊目です。
あと1冊で終わりですからね。いやー、長かった。
文庫本はひと月に1冊のペースで発売されているので、18ヶ月目ですよ。
ええ、もう1年半も北方水滸伝を買い続けているということになります。
毎回読み終わると続きが気になって、ハードカバーに手を出そうかと思ってしまうジレンマをなんとか抑えながら待ち続けてきました。
 
終盤の何冊かは、ずっと童貫元帥率いる禁軍に攻められまくりの梁山泊軍。
あの手、この手を駆使して、なんとか持ちこたえてはいますが、今回も童貫元帥にギリギリのところまで攻められてしまいます。
そして、また一人梁山泊の英雄が……
北方先生、この人までも殺しちゃうわけ?と思いながらも、死に際に見せる漢の意地に熱くなる事間違いなし。
今回は楊令が梁山泊に帰ってきますよ!

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| 北方謙三 | 04:08 | comments(0) | trackbacks(1) |
水滸伝<15>折戟の章/北方謙三


毎月20日は何の日?
23日は『ふみの日』(手紙の日)としておなじみだが、毎月20日は何の日であるかは諸君にはあまり馴染みがないだろう。
まあ、答えをいってしまえば、北方謙三『水滸伝』文庫版の発売日だ。
北方謙三といえば肩に毛が生えていることで有名だが、うちの娘(今月、生まれました)の肩にも毛が生えていた。これは父親が北方フリークだからということだろうか。

関係ない話はさておき、水滸伝である。
前巻では、宋の大軍が各地の梁山泊軍を包囲し、じわじわと梁山泊軍を圧倒して行っていた。あの漢(おとこ)が死に、またあの漢も死んでいった。
そして、今回もあの漢が……。
漢たちは必死に自分たちの持ち場を守り続ける。時には自分の命を犠牲にしてでも。
今回、特に攻撃にされされるのは、花栄の守る流花塞。
宋の陸軍と水軍が次々と流花塞を攻め立てるのだ。
その一方で、梁山泊の新軍師となった宣賛の策略が冴え渡る。
官軍の隙を突き、ある作戦を決行する。この作戦で梁山泊軍は官軍に一矢を報いることができるのだろうか?

今回も手に汗握る展開が続きます。
そして、女武将である一丈青・扈三娘が結婚も……
私的には、この結婚の仕方はなしなんですけどね。
もうちょっと、ドラマチックでもよかったのではないかなあと。



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| 北方謙三 | 02:34 | comments(0) | trackbacks(3) |
水滸伝14巻 爪牙の章/北方謙三


毎月一冊のペースで発売される、北方謙三・水滸伝の文庫版も14冊目に突入。
ということは、もう1巻を買ってから14ヶ月も経っているという事になる。
毎月、毎月、この水滸伝を読むのが楽しみだったりしている。
いつもいいところで終わってしまうため、文庫版の発売日である毎月20日までは、
何の本を読んで、その間の時間を埋めようかなどと考えてしまうほどだ。
もちろん、その間に歴史小説は絶対に読まないようにする。
せっかく自分の中で北方謙三・水滸伝の世界が出来上がってきているのに、
壊したくないからだ。

何度か文庫版の発売日が待ち遠しすぎて、ハードカバー版を読んでしまおうかという
衝動に駆られたこともあった。
もちろん、そのときは耐えた。
漢(おとこ)としてそのぐらいの苦痛がちょうどいいのだ。

北方・水滸伝を読む前から、水滸伝がどんな話かということは知っていた。
横山光輝の漫画も全部持っていたし、他の作家が書いた水滸伝も読んだ。
先の展開はわかっている。最後もどうなるかわかっている。
だけれども、北方・水滸伝は私を惹き付ける。

北方謙三の小説は、大抵、登場人物はどのように死ぬべきかを考えている。
この水滸伝も同じだ。
漢(おとこ)は、死に様でどのように華を咲かせるべきなのか。
それが北方の美学なのかもしれない。

水滸伝では、ピンチの時にその場から逃げ出そうという人物は一人もいない。
もし何万の大軍に囲まれたとしても、降伏はせず、味方のために死を選ぶのだ。

そんな、熱き男たち(女傑もいる)を描いた北方・水滸伝。
今回の爪牙の章では、ついに何十万という官軍が梁山泊を攻め始める。
数十倍以上の軍隊を目の前に、孤立していく梁山泊の面々。
そして、あの漢が死を選び、梁山泊を守る事を決意する。

今回も息を吐く暇もないぐらいに、緊張感溢れる展開となっています。

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| 北方謙三 | 01:44 | comments(0) | trackbacks(1) |
擬態/北方謙三


ごく平凡なサラリーマンだった男。
そんな男が平凡な日々を毀していく物語。
北方謙三、ハードボイルドここにあり。

主人公はボクシングジムに通う中年男。
学生の頃はフルコンタクト空手をやっていた。
会社では主任という立場。
妻とは離婚し、現在は彼女もいる。
平凡なサラリーマン。
そんな男が平凡な日常を毀していく。

北方謙三という作家の作品には、死にたがりがよく出てくる。
この主人公も、そんな死にたがりの一人。
死を恐れなくなった人間の恐ろしさ。
男の生き様。
北方ハードボイルドに酔いしれろ!

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| 北方謙三 | 03:54 | comments(0) | trackbacks(7) |
水滸伝<1> 北方謙三


中国歴史大河小説というと、思い浮かぶのが三国志。
歴史好き、武将好きならば、一度は虜になったことがあるはず。
そんな三国志に勝るとも劣らない、中国小説が『水滸伝』。
水滸伝は三国志よりもだいぶ後の時代の話。

中学生の頃、僕は三国志の虜になっていた。
一番僕を虜にしたのは、NHKで夕方に放送されていた人形劇・三国志の再放送だ。
番組の冒頭には、しんすけ・りゅうすけが出ていたからリアルタイムでの放送は、
僕が再放送で見ていた頃よりも10年ぐらい前だったのだろうか。
そんな人形劇・三国志にハマってしまい、三国志の武将のほとんどが言えるほどの
三国志通になってしまった中学時代だったわけだが、それは三国志だけに留まらなく
なってしまった。
三国志の次に手を出したのが、水滸伝。横山光輝の漫画も全巻(7冊)揃えた。
水滸伝にもどっぷりとハマり、その後に項羽と劉邦、封神演義などにも手を出した。
そんな中国歴史小説を読み漁っていたわけだが、いつの日からか、その熱は冷めてしまっていた。

そんな時、手にしてしまったのが北方謙三氏の『水滸伝』だった。
ハードボイルド作家である北方謙三氏の小説は、嫌になるほど読んでいる。
しかし、歴史小説はまだ手を付けていなかった。
なんとなく懸念していたのだ。
北方ワールドが歴史小説で展開されるという事を。
しかし、手にとってみると、なぜもっと早く読まなかったのだろうという後悔。
面白い。熱い。そして、続きが気になるの連続。
やっぱり漢(おとこ)を書かせたら、北方先生は最高だ!
| 北方謙三 | 03:59 | comments(0) | trackbacks(1) |
試みの地平線 北方謙三
試みの地平線―伝説復活編
試みの地平線―伝説復活編


待ちに待ってた『試みの地平線』が再文庫化された。
この本、実は絶版になっていたんですよ。
復刊ドットコムなどで、一生懸命投票したりしていたのですが、
それよりも先に再文庫化されちゃいました。
『試みの地平線』は青年男性誌に連載されていたお悩み相談コーナーで
悩める男子の質問に、あのハードボイルド作家・北方謙三先生が
全身全霊をもって答えるという伝説のコーナーなんです。
中には北方先生の著書は読んだ事はないけど、
試みの地平線でよく北方先生のおっしゃっていた名言なら
知っているという人も少なくは無いはず。
そう『ソープ行け!』という伝説の名言です。
それ以外にも、北方先生は様々な名言を残しており、
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| 北方謙三 | 12:34 | comments(0) | trackbacks(0) |
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