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SOSの猿/伊坂幸太郎
 

伊坂幸太郎の作品はある時期を境に変化した。伊坂本人いわく、『ゴールデンスランバー』からが第二期のはじまりらしい。
まあ、読者からすると「そうなんだ」のひと言に尽きるわけだが……。
 
この「SOSの猿」は第二期の作品だと思う。
正直、最初は読んでいて意味が分からなかったりする(伊坂作品はそういうことが多く、読者を選ぶ場合も多いが)。話の流れが入り混じっていて、あれ?なんだこれ?って感じになってしまいがち。

物語には、主人公が二人いて交互に話は進んでいく。
家電量販店で働く遠藤は、イタリアで修行した「エクソシスト」。他人の発する「SOS」を聞きつける能力を持っている。そんな遠藤のもとに辺見のお姉さんが相談を持ちかけてきたことから、話ははじまる。
もう一人の主人公である五十嵐はシステム会社の社員で調査を専門とする仕事をしている。五十嵐は20分間で300億円の損失を出した証券会社の株誤発注事故の調査に乗り出すが、妄想なのか現実なのかわからない世界へと引き込まれていく。
といった感じなんですが、途中で西遊記に出てきた孫悟空が出てきて、孫悟空の存在が話の核となるわけだけれども、考えてみたらあまり西遊記のストーリーって知らないなって気付きました。
なんとなくはわかっているのだけれども、詳しい内容までは覚えてはいない。
三蔵法師、猪八戒、沙和尚、といった主役級や牛魔王、金角・銀角といった有名な登場人物は覚えているのだけれども、意外にそれ以外の登場人物って覚えてはいなかったりする。
作中に登場する、二郎真君だって誰だよそれ!って、思わずWikiってしまいましたから。
ちなみに二郎真君は、封神演義では楊戩(ようせん)なんですね。
なるほどと、ひとりで納得しました。

そんな二郎真君も登場するSOSの猿ですけれども、内容についてはあまりふれないようにしておきます。伊坂作品って紹介するのが難しいんですよ。変に伏線が張られているので、あまり多くは語らない方がいいかと。

おすすめ度 ★★☆☆☆
伊坂ファン以外には、あまり受け入れられない作品かもしれませんね。

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| 伊坂幸太郎 | 13:00 | comments(0) | trackbacks(0) |
モダンタイムス/伊坂幸太郎


伊坂幸太郎という作家はチャレンジャーだ。
特に今年はその姿が目立った。
直木賞を執筆に専念したいという理由から辞退して話題となったし、
マンガ雑誌「モーニング」で小説を連載したりもした。
作品もいくつか映画化やドラマ化をしている(全部コケているが)。

そんな伊坂幸太郎の最新作『モダンタイムス』。
この作品は、あの『魔王』の続編にあたる。
だからといって魔王を読んでいないとわからないかといえば、そうではない。
完全に独立したストーリーが展開される。
というか、途中まで魔王の続編なんて気付かない。
主人公はシステムエンジニアで、とある会社のプログラム修正を頼まれる。
そして、そのプログラムの中に秘められた謎に気づいてしまったのだった。

浮気を疑い出したら鬼のように残酷なことでも平気でする恐妻。
そんな妻に頼まれて現れた暴力のプロ。
主人公の後輩である大石倉之助。
先輩の五反田。
小説家、井坂。
などなど、個性豊かな登場人物たちが物語を進めていきます。

この作品は、ゴールデンスランバーと同時進行で書かれていたそうで、
物語の中で似ているシーンが登場してしまったりする……
というようなことをあとがきで伊坂氏は述べているが
読み手側からすると、全然そんなことはなく両方読んだとしても面白く読める作品。

伊坂幸太郎の集大成作品などともいわれているが、伊坂幸太郎はまだまだこれからぐんぐんと伸びていく作家だと思わせる作品でした。

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| 伊坂幸太郎 | 12:44 | comments(0) | trackbacks(1) |
ゴールデンスランバー/伊坂幸太郎


いつもながら、伊坂幸太郎という作家の描き出す世界観には魅了されてしまう。
現実と現実にはありえないのミックス。それが伊坂ワールド。
なによりもキャラクター設定が良い。
主人公はもとより、魅力的なサブキャラクターが満載なのだ。
ちょっと不思議な感じの脇役たちが物語を盛り上げていく。それが伊坂ワールド。

さて、今回はそんな伊坂幸太郎のゴールデンスランバーをご紹介。
タイトルであるゴールデンスランバーはビートルズの曲名。
私はビートルズ世代ではないので、知らなかったが。

今回も舞台は森の都・仙台。
もう、伊坂幸太郎作品といえば、仙台。
そんな仙台に首相がやってきた。しかも、その首相が暗殺事件に巻き込まれてしまうのだ。そして、暗殺犯として名前が挙げられたのが、この作品の主人公である青柳。
そう、この物語はJFK暗殺を下敷きに描かれているのだ。
主人公は、まるでJFKの暗殺犯として祭り上げられたオズワルドのように、警察から追われる。そして、オズワルドの様に暗殺をされかけるのだ。

身に覚えの無い容疑で追われる青柳。
はたして、青柳の運命やいかに……

いつもながらの伊坂ワールドが展開され、主人公以外のサブキャラたちも魅力が満載。
伊坂幸太郎、ちょっと変なおじさんキャラを書かせたら日本一かもしれない。

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| 伊坂幸太郎 | 04:21 | comments(0) | trackbacks(1) |
陽気なギャングの日常と襲撃/伊坂幸太郎
陽気なギャングの日常と襲撃

あの4人組の強盗が帰ってきた!
映画化で盛り上がる(?)陽気なギャングシリーズの第二弾です。

しかも、伊坂作品では初のシリーズ物。

いままでは、別の小説のキャラクターが他の小説に出てきていたりはしましたけど、シリーズものって伊坂作品では初なんですよね。結構、意外です。

最初は短編集だったらしいです。
その短編を第一章にして、第二章から書き下ろし作品へ。

いまや波に乗った伊坂幸太郎ですけど、努力の人なんですよね。
なんども書き直すことは当たり前らしいですから。
200枚ボツなんて普通にあるらしいですよ。
だから、伊坂作品はクオリティーが高いのでしょう。

売れてくれるのは嬉しいですけど、売れた事によって万人向けの作風には変わって欲しくないというのがファンの気持ちだったりも。

伊坂ワールドは伊坂ワールドで突っ走ってもらいたいです。

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| 伊坂幸太郎 | 02:59 | comments(0) | trackbacks(0) |
終末のフール
終末のフール
終末のフール
伊坂幸太郎

この人はどこまで突き進んでいくのだろう。
伊坂幸太郎の作品を読むたびにそう思う事がある。
そして、この新作のリリースのスピード。
ちょっと、飛ばしすぎじゃないか? などと思う節もあるが、
読者としては嬉しい悲鳴に違いない。
いま、伊坂幸太郎は波に乗り出している。
陽気なギャングが地球を回す』が映画化され、
チルドレン』がWOWOWでドラマ化される。
遂に伊坂作品も映像化されるのだ。
しかし、心配な事がある。それは伊坂作品の独特な世界観を
映像で表すことが出来るのかということだ。
かなり、独特な世界観で読む物をすら選ばせる。
そんな伊坂ワールドを映像化だと?
あまり見たいという気持ちは起きないな。
だって、原作のイメージを壊したくないから。
おっと、話が逸れている。
今回は新作である『終末のフール』について書くんだった。
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| 伊坂幸太郎 | 00:19 | comments(0) | trackbacks(0) |
陽気なギャングが世界を回す
陽気なギャングが地球を回す
陽気なギャングが地球を回す


毎回、伊坂幸太郎という作家のセンスには脱帽させられる。
あまりにもセンスが溢れすぎていて、受け付けない人間も多いようだ。
伊坂作品の特徴として、現実なのか、非現実なのかという微妙な
空間が書かれているという事が上げられるだろう。
デビュー作のオーデュポンの祈りでは、喋るカカシが出てきたし、
最新作である砂漠では、超能力を使える女子大生が出てくる。
現実の中にある、非現実。
それがまるで当たり前かの様に書かれているのだ。
これを嫌う人も多いと思う。
僕の場合は、伊坂作品は大が付くほど好きなのである。
『陽気なギャングが地球を回す』を読み終えたことによって、
単行本化されている伊坂作品は全て読んだ事になるぐらいに、
僕は伊坂作品にどっぷりなのだ。
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| 伊坂幸太郎 | 13:55 | comments(0) | trackbacks(7) |
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