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K-1 GP 2007 FINAL 戦評


いやー、今年のK−1の〆であるグランプリ・ファイナルは面白かったですね。
途中まではですけど……

とりあえず、私が予想した通りの結果になってしまいました。
やっぱり今年もシュルトが王者か。
あまりに結果が出来すぎていて、がっかり。
でも、試合内容は色々と楽しめるものがありました。

まずは一回戦からプレイバック。
ジェロム・レ・バンナ vs チェ・ホンマン。
今年のバンナは何かが違う。左腕のボルトを抜いたということもあるが、どことなく昔のバトルサイボーグに戻ったような感じすらあった。
何よりも体がしっかりと絞れている。そして、筋肉の張りもいい。
きっと絶好調なのだろうと試合前から窺わせる肉体。
そして、スピードが違った。
例年まではローキックを打つという印象があまりなかったバンナだが、今回の試合ではローキックをバンバン打っていっていた。でかい相手対策なのかもしれないが、強いパンチばかり警戒するホンマンにとって、ローキックがあんなに来るとは予想外だったかもしれない。
今年はやってくれるのか?と期待を持たせるバンナだった。
対するホンマンだが、こちらも体が絞れていた。相変わらずのでかさ。相手に圧力を掛けながら攻めていく。しかし、パンチが下手くそ。ミッキー・ロックじゃないんだから、そのパンチはないだろってなぐらいに猫の手パンチ。ラッシュをするのも素人のパンチみたいで見ていて思わず苦笑いしてしまった。
しかし、力はある。そんなパンチでも一発入れば、バンナはぐらりと揺れる。
スタミナ対策もばっちりかと思われたホンマンだったが、後半はスピードが落ち、連打もあまりでない。
結局、判定でバンナの勝ちだった。

セーム・シュルト vs グラウベ・フェイトーザ。
正直、この試合はあまり期待をしていなかった。
きっと背の大きいだけのつまらない試合になるだろうと思っていた。
しかし、蓋を開けてみれば、シュルトのラッシュにフェイトーザのブラジリアンキックと見所満載。
フェイトーザのローキックから、逆足でのブラジリアンキックというコンビネーションにはさすがのシュルトも反応できずにグラつく。
もしかして、フェイトーザが勝つのか?と思った瞬間だったが、さすがはシュルトです。
耐えて、逆に攻めに転じる場面もしばし。
ホンマンの試合に比べると動きがあって、見ていて飽きない。
フェイトーザがローキックと見えないブラジリアンキックのコンビネーションをもっと使っていれば勝てたような気もした試合だったが……
判定で、シュルト勝利。
予想外に面白い試合だった。

バダ・ハリ vs レミー・ボンヤスキー。
スピーディーな展開の試合。
バダ・ハリが予想外に落ち着いている。
蹴りと蹴りの応酬。
こちらの試合も見ていて飽きない試合だったが、あまり印象には残らなかった。

ピーター・アーツ vs 澤屋敷純一。
暴君強し。
その一言につきる試合。
初めてのグランプリで澤屋敷は緊張していたのか、それが仇になった。
まだ、動きがぎこちないうちに、いきなりアーツの重いロー。
そして、ガードの上からでも効いてしまう、体重を乗せた伝家の宝刀であるハイキック。
澤屋敷、腰砕け。
フジテレビのスポーツ番組で澤屋敷をやたらと押していたので、嫌な予感がしていたが、その予感は当たらず。
アーツのKO勝利。
アナゴさんのようにダラダラと長い試合を見せられるよりは、いい試合だった。

準決勝
バンナ vs シュルト。
でかい奴ならバンナに任せろ。
そんな感じに思ってもいいような、打ち込みを見せるバンナ。
もしかして!?
と思わせたが、途中、バンナの負傷によりタオル投入。
今年もバンナは、怪我で泣く事に……
シュルトのTKO勝利。

ボンヤスキー vs アーツ。
オランダ対決。
ボンヤスキーは完全にアーツに飲まれている感じ。
最初から受けに回りすぎ。完全にアーツの間合いで試合は進む。
バダ・ハリ戦で全てを出し尽くしてしまったのか、いいところが一つもない、レミー。
アーツは相変わらず、暴君っぷりを発揮。しかし3Rにもなるとスタミナに心配が。
結局、ボンヤスキーの手数が少ないまま、試合終了。
判定でアーツ。

決勝
シュルト vs アーツ。
格闘技王国オランダ、恐るべし。
アーツの入場シーン。アーツも年取ったなと思わせる顔つき。
最初にチャンピオンになってから15年も経っているそうな。
試合中に、アーツに故障発生。
シュルトのTKO勝利。
結局、王者シュルト。
決勝なのに盛り上がりイマイチ。
シュルトがまた王者かよムードが漂う会場。そして、フジテレビ。

なぜ、シュルトが王者だと盛り上がらないのだろう。
身体的な理由で強い王者だからだろうか。
かつてのホーストやアーツ、レミーといった同じオランダ人チャンピオンは、もっと人気があったし、王者になったときの盛り上がり方も半端じゃなかったような気がする。
シュルトは強すぎるのか?
K−1ルールでは向かうところ敵なしだからか?
セーム・シュルト、不思議な王者だ。

さて、スーパーファイトの話を。
スーパーファイトは、我らが日本の宝である戦うアナゴさんこと、武蔵。
相手の選手はK−1初参戦の知らないフランス人。
試合前から、すごく噛ませ犬な気がするのは気のせいだろうか。
試合開始。フランス人がいい蹴りを出す。場内に音が響く。しかし、重さは感じられない蹴り。武蔵は、相手の出方を見ているのか、その攻撃を防御するばかり。
たまにジャブを出す武蔵。気合いの声も一緒に出る。
ただのジャブなのに「セヤッ」とか気合いの声はいらないだろ。
たまに変なパンチを出す武蔵。気合いの声も空回り。

そして、1ラウンド終了の鐘がなると同時に事件は起きた。

武蔵のミドルキックが相手に炸裂。
相手は前のめりに倒れる。どうやら、ゴングの数秒前だったようで、この攻撃は有効。
立てない相手。
武蔵のKO勝利。
よろこぶ、武蔵。ものすごい、いい笑顔。

そして、流れるリプレイ映像。

武蔵のミドルキックが相手の腹に当たる……
確かに当たってはいるのだけれども、つま先で当たった感じ。
あれ?
ミドルキックが一番効くのは、スネで脇腹に当たった時ということは皆さんご存知の通りである。
爪先がかするようにして当たった時は……
これは私の経験上のことだが、そんなに効かない。というか、効かない。
よっぽど鳩尾に当たったとかいうことがない限り、効かない。
というか、ダウンなんてありえない。
つーか、蹴った爪先の方が痛いはず。
だけれども、KO勝利をよろこぶ武蔵さんの顔を見ちゃうと……

相手の選手、何事もなかったかのような顔して、リングから降りていたし。

もう、言わんとしていることはおわかりだろう。

なにはともあれ、今年もK−1は終わった。
来年、シュルトという牙城を崩せる選手は一体誰だろうか。

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| 格闘技/武術 | 00:54 | comments(3) | trackbacks(2) |
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コメント
TBありがとうございます。女だてらに格闘技好きで、ブログにUPしちゃって・・・
| ブルー・ブルー | 2007/12/09 10:41 AM |
 TBありがとうございました。
確かにシュルトの優勝が決まった瞬間、
ほとんど盛り上がっていませんでしたね。
タラレバは意味無いですが、アーツが優勝していたら
恐らく会場全体から大歓声が起こっていたでしょう。
| moola | 2007/12/09 10:11 PM |
コメントありがとうございます。

>ブルー・ブルーさん
女性でも格闘技好きの方って結構多いですよね。
10年前ぐらいだと、格闘技というと野蛮なイメージが強かったようですが。

>moolaさん
前人未到の3連覇。だけど盛り上がらず……
やっぱり少しぐらい苦戦をしながら勝ち上がってくるチャンピオンの方が人気は出るんでしょうね。
| オースミ | 2007/12/10 3:02 AM |
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3連覇とは言わない
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| OTHERS! | 2007/12/09 11:34 AM |
シュルトの地味な強さが最高
スポーツは常に真剣勝負。しかし、スポーツはエンタメ。エンタメのシナリオでスポーツをするわけにはいかない。でもギャラリーは限りなくエンタメに近い結果をもとめたがる。これは野球の世界でも同じ。感動的なシーンを求める、たとえば中日の山井のパーフェクトピッチ
| 借りて!!借りて!!借りまくれ!! | 2007/12/10 12:44 AM |